カルドセプトシリーズは1997年に発売されて以降、2016年の最新作カルドセプトリボルトまでベースとなるゲーム部分は殆ど変わっていません。
…が流石に初代(エキスパンション)ともなると流石に変更点が多く、割と面食らう事もあります。以下はそんな情報。
- 砦(チェックポイント)通過ボーナスが存在しない
一番大きいのがこれじゃないでしょうか。ボーナスは城に戻った時に貰える周回ボーナスのみです。
最初のマップの城塞都市ロカを例にとると、Exでは周回ボーナスの基本値が300GでDS版では250G+砦の100G。
Exの方が基本値が大きいため周回数ボーナスの伸びが5G多く、21周するとDSの合計値に追いつきますが通常10周もせずに目標魔力に到達します。
初期魔力はExが400でDSが250のため序盤は余裕がある、と思いきや次の差異があります。
- クリーチャーやアイテムが基本的に高い
後発作品と比べて殆どのクリーチャーやアイテムが10~20Gほど高いです。
後の世では0コストに設定されているゴブリンやG・ラットなんかもきっちりGを要求してきます。
ストーンウォールに至ってはDS版は30GになっていますがExでは倍以上の70Gもします。
砦ボーナスが存在しないことと合わせて安易にクリーチャーをばらまくとすぐに魔力が尽きてしまいます。
- 領地コストの参照先が同一エリア内のみ
クリーチャーの召喚時に必要な領地コストもExではマップ内ではなく同一エリアで条件を満たす必要があります。
そのため土地が小刻みだったりそもそも少ないマップでは条件を満たしにくいです。
はっきり言えば領地コスト持ちはそれだけで採用しない理由になります。まあ例外はいるんですが。
- NPCがクリーチャー移動を行わない
これもかなり大きいです。移動侵略どころか空いた高額領地の横に移動できるクリーチャーがいても何もしてこないです。
そのためこちらが使うクリーチャー除去スペルが超有用になります。
- NPCが目標魔力を達成していても砦を回ろうとする
地味なポイントですが接戦の場合はこれで救われることもあります。
プレイヤーキャラに提示される進行方向も同様で、すぐ城に戻れば勝てるのに連打して砦のある方へ、という事故があります。
- クリーチャーに種族の概念がある
DSでも採用されていましたが、クリーチャーのサブタイプとして種族という概念があり、一部種族特効として強化や無効を持つものがあります。
重要なのはアイテム制限で、ドラゴノイドを除き種族に依存しているため巻物が読めるグレムリンや武器が持てるデコイなどが存在してしまいます。
- 凶悪なほこら効果が存在する
ランダムな領地が別セプターの領地になる裏切り、他のセプターがダイスで偶数を出すまで動けなくなる投獄、最大Gと最小Gを入れ替える魔力逆転。
この辺りを引くとそれで勝敗が決する場合もある極めて厄介な効果です。あまりにひどいのでDSではいずれも無かった事にされました。
まあこの世界にはあるんですけど。たすけて。
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