大航海時代Ⅳ 標なき海の導 > 知識集

交易品を買った値段の5倍以上で売ることができれば黄金航路として認定され、ギルドから報奨金が支払われます。

交易品の価格決定ルール

交易品の価格は文化圏ごとに決められています。ヨーロッパでは香辛料が高いなど、交易品の種類ごとに傾向があります。 中には特定の交易品だけ高いor安いという場合もあります(例、イスラム圏では酒に値段が付かないが、ワインだけは普通の値段で取引される)。
これに港毎の相場が乗ってきます。流行の発生や特殊状態(好景気、不景気、戦争、飢餓、疫病)も相場を左右します。 流行と好景気はプレイヤーが狙って発生させることができるためある程度勘定に入れることは可能ですが、こうした要因で同じように交易しても黄金航路になったりならなかったりする場合があるため注意が必要です。

黄金航路の報酬

黄金航路の報酬は対象の交易品売却後の相場で決定します。そのため一度に大量に売却してしまうと受け取れる報酬も少なくなります。 そもそも1つの交易品で認められる黄金航路は1つだけのため、黄金航路用に交易品を積み込む場合は1品目1船倉だけにしておくと良いです。 逆に相場を吊り上げられれば報酬を増やせるため、同一種類の交易品が存在する港で大量に購入して相場を上げてから売ると報酬も増やせます。 また、受け取れる報酬は交易品の入荷月と同じタイミングになります。砂糖とコショウは報酬に倍の差があるように見えますが、砂糖は毎月報酬が支払われるのに対しコショウは隔月のため貰える総額は大差なかったりします。

狙いやすい黄金航路

序盤からでも使いやすい、近場で利用できる黄金航路を紹介していきます。
・ワックス@リガ→地中海(新大陸まで持って行けば更に報酬アップ)
・ピメント、バニラ@ヴェラクルス→地中海orアフリカ
・チクル、トウガラシ@メリダ→地中海orアフリカ
・グアノ@ポルトベロ→アフリカ(初期状態の発展度だと取り扱いがないため投資必須)
・カカオ@サント=ドミンゴ、ポルトベロ→地中海orアフリカ
・タバコ@サント=ドミンゴ、ハバナ→トルコ圏(西欧でもそこそこの値が付くが、5倍にはギリギリ届かない場合が多い)
・生姜@マラッカ→日本
・茶、生糸@泉州→日本
・砂糖@那覇→東アジア
・清酒@大阪→杭州(※通常状態では黄金航路にはならないが、広場の流行を利用して相場を吊り上げれば可能)

ゲームが進んできたらインド洋や東南アジアの香辛料、東アジアの織物や陶磁器をヨーロッパに持ち込んで売りましょう。 香辛料は原産物をヨーロッパに持ち込んで現地生産可能ですが、仕入れ値も相応に高くなるため黄金航路的なうまみは少ないです。

船速について知っている限りを書き出しておきます。

船速に影響する要素

・マスト
一番重要なのがマストの本数、3本マストは速く、1本マストは遅いです。中型以上の船はスプリットセイルが増設できるため更に速いです。 大型船のみに付けられるジガースパンカーは縦帆なのでちょっと地味ですが、海戦では役に立ちます。
次にマストの種類です。順風性能を高めるスクエア(四角帆、横帆)と逆風性能を高めるラテン(三角帆、縦帆)に大別されますが、基本的にスクエアにトップセイル(横帆)とステイセイル(縦帆)を付けておけば良いです。 但し逆風性能が壊滅的になり探索や海戦には使いにくくなるので、旗艦は最後尾のマストをラテントップに改造すると小回りも効いていい感じです。

・漕船
帆の次に船速に影響します。逆風にも強いですが、船速は3本マストの帆船>2本マストの漕船なので船速を求めるなら帆の数で選んだ方が良いです。 3本マストの漕船であるガレアスは全艦中最速を誇りますが耐久度の低さ、船室の少なさ、漕船故の疲労の溜まりやすさと扱いにくさも目立ちます。

・船室
追加船倉を使用すると1船室につき1下がります。大型船は中型船より船室が6つ多く、同じ改造でも帆の性能が6低くなっています。 ただし大型船と中型船で目に見えるような差はありません。ひたすら交易だけさせる地方艦隊には中型船を与えた方が良さそう、というくらい。

・追加装甲
こちらも船室同様、付けると帆の性能がダウンします。低下する値も船室と同様に1なので気にするほどではないです。 むしろ暗礁による沈没の恐れをたった1で回避できるなら安いものです。

船速に影響しない要素

・大鷲の像
私も長年勘違いしていましたが、高速移動モードが使えるようになるだけで船自体は速くならないです。
高速移動は時間経過が速くなるだけで航海日数は変化しません。プレイする上では快適ですが。

・武装砲台(機種による?)
武装砲台はいくら増やしても遅くならないようです。但し必要人員が増えるので、最少人数で編成している船に砲台を増設すると人員不足で船速は低下します。 出港所で注意されるため見落とすことはないと思いますが、砲台を増やしたらちゃんと雇い足しましょう。

手動移動の場合

旗艦の船速のみが影響します。順風は勿論逆風の考慮も要求されます。

自動移動の場合

艦隊全体の横帆性能が平均されます。旗艦のみ影響度が2倍で、また縦帆性能は航行速度に影響しません。 これに測量士の測量術、操舵手と操帆手の操船術が上乗せされます。式にすると
((旗艦の横帆性能 * 2) + (他の船の横帆性能)) / (船体数) + (測量術 + 操船術)
という感じです。地方艦隊は基本的に自動移動扱いになるので横帆性能のみを考慮すればよいです。

歴史ゲーム板のスレ 「大航海時代in歴史ゲーム板 14隻目」の>>844氏によって指摘された

>844名無し曰く、2020/12/21(月) 13:48:37.59ID:5Dc39xOd
> レベル上げは瀬戸内海をぐるぐるして物資減ったら補充、疲れたら温泉…が定番だと思ってたが5艘全部乗組員を1人にして水99%食料1%でレベル50前後から出航したら一回の航海で途中の補充なして全員200まで上がったわ。水だけで1年だか2年だか過ごしてやがる。
> 強いて言うと聖母像装備
> ホドラムはオカリナとリストバンドを装備
> 宣教師は十字架と聖書装備
> 船医はダビンチ本装備
> 娯楽室に誰か入れる。
> 北極だと吹雪で疲れが溜まって全滅したのでうろつく場所を少しだけ注意すればいける

という情報を基に検証してみたところ、水と食料の補充割合は影響が確認できなかったものの水夫数と疲労には明確な相関関係がある事を確認しました。 また船の最大搭乗人数とは関係がなく、あくまで現在の水夫数のみを参照するようです。 海戦用に大型船に水夫を限界まで乗せているとやたらと疲労度が増えやすくなる事も頷けます(食料がすぐ尽きるのも一因ですが)。
最小必要数より水夫を減らしても船速が遅くなる以外のデメリットはなく、レベル上げに船速は不要なため特に困ることがありません。 このためレベル上げの際は船5隻に水夫を1人ずつ乗せるのがベスト…に思えますが、竜巻などのアクシデントで水夫が減ってしまうと船を捨てる羽目になるので予備の人員を少し入れておく方が良いです。 なお、竜巻は水夫数を20%減少させる効果ですが、2人以上いれば仮に当たってしまっても即ゲームオーバーという事はありません。6人乗っていれば1人減るだけで済むので船を捨てずに済みます。
注意点として、この状態で海戦になってしまうとまず間違いなく即死します。友好度の低い勢力や海賊のうろついている海域は避けましょう。 また疲労度の上昇が抑えられると言っても0にできるわけではなく、低レベルのうちは疲労が溜まりがちです。 最初の方は通常通り温泉などを利用して疲労を回復していく方が安全です。半年もすれば完全放置で大丈夫になります。 他勢力の動向や月末の上納金報告などを飛ばすために決定ボタン連打にしておくのもアリです。

2艦隊との戦闘を2連戦、計20隻を一度に相手にしなければならないという最高難度イベント。…なのですが、抜け道的な倒し方があります。

・ラファエルの場合

リスボンでバルデス艦隊がセビリアに集結しているという情報を聞いた後、セビリアには向かわず洋上でバルデスに直接宣戦布告します。 すると前哨戦を飛ばしていきなりバルデスとの最終決戦になり、これに勝利するだけで模様入りの布が入手できます。 アルブケルケ軍を事前に解散してあれば援軍すら来ません。逆にハイレディンは加勢してくれるのでチュニスあたりで出待ちしても良さそう。 但し同盟戦の場合はハイレディンの旗艦がやられても敗北判定になるため注意。

・キョータローの場合

キョータローはリスボンを出港してすぐに決戦が始まらず、バルデスがセビリアからリスボンに向けて移動してきます。 この間に地方艦隊をけしかけたりすると相手の戦力を削れます。

キョータローはともかく、ラファエルはセビリアに行かないとイベントがかなり省略されてしまって少し寂しいです。 俺はイベントをちゃんと回収しつつ勝ちたいんじゃ!という場合は↓

・メイン艦隊の判別方法

複数艦隊を同時に相手にする場合でも全艦を撃破する必要はなく、メインとなる艦隊(1戦目はシモン・リナレス、2戦目はペドロ・バルデスの艦隊)の旗艦を撃沈ないし拿捕すれば勝利できます。 メイン艦隊とその他の艦隊の見分け方ですが、メインの艦隊はイベントが始まった段階で読み込まれ洋上に表示されています。 その他の艦隊は海戦スタート直前の雄たけび中(?)に読み込まれます。そのため、後から表示される方は無視して先に表示されている方を狙えば勝利に近付きます。 ただし艦隊の出現位置がややランダムなためメッセージウィンドウの下に艦隊が隠れてしまう場合があり、2艦隊ともそうなってしまうと判別ができません。

・格下でも倒しやすい戦法

通常の砲撃や白兵戦はチュートリアルにも登場しますが、物量的にこれらの方法で倒すことは困難です。 こちらも地方艦隊を編成していれば物量で対抗できる、と思いきや1戦目にしか参加してくれないので2戦目は戦力差のある状態での戦いになります。
一番狙いやすいのはラムを使用した突撃戦法で、相手の船の横~斜め後ろに突っ込むように移動すると発生し、相手の船の耐久度を大きく削れます。 2、3発で撃沈できるので5隻で突っ込むと即座に勝利できます。 但しラム衝突を行うとこちらの船の耐久度も消耗し、更に角度の関係で相手の砲台が全門こちらに向いている状態になるので逆に撃沈される可能性も高いです。 また撃沈してしまうと金貨を奪えないため、資金に余裕がない時はおススメできません。
次に狙いやすいのは一騎打ちでの勝利。一騎打ちに勝利すると相手旗艦の水夫数を大きく減らせる(9割?)のですぐに拿捕可能になります。 但しラムと違って発生自体がランダムの上に、相手の水夫数がこちらより多いと発生しにくくなります。1戦目で水夫数が減っていると厳しいです。 また一騎打ち自体もやや運が絡み、HPと剣闘術の高い航海士に武器と防具を付けていれば「9割方」勝てますがそれを2回成功させる必要があります。
最後にほぼ発生しませんが、発生さえすれば勝ち確定の狙撃。メリットだらけですが発動率は20回海戦をして1回見るかどうかくらい。 相手の水夫を全て捕虜にした扱いになり、こちらの水夫が減っていれば補充に使うことも可能です。(余った水夫は海に投げ入れられます。ひどい。) ステータスが低いと発生しませんが、序盤でもフェルナンドやサムウェルなどの命中力の高い航海士にアリスタルコスの望遠鏡や星影の天球儀を装備して見張りに置いておくと狙えます。

そんなわけで勝ち筋は複数ありますが、基本的に全艦にラムを装備させた状態でラム衝突を狙い、一騎打ちや狙撃が発生したらラッキーくらいの感じで動くと良いでしょう。 ちなみにどうしても勝てない場合、海戦が始まってすぐ逃げだすとイベントは終わります。その場合はバルデスを解散させる必要があり時間がかかりますが、二連戦よりは楽かもしれません。

HD版はWinPK版がベースのため、他の機種(PS、PSP、DS、スマートフォン)版とは異なる点が多いです。 PSP版とSwitch版で気付いた差分について書き出していきます。

・主人公3人の追加
・UIの変更
・操作の変更
・他機種版にはなかった交易品(ベルベットや彫金細工など)
・他機種版にはなかった港(ナポリ、メナド)
・ギルド依頼に自分から受けるパターンが追加(Ⅱみたいな感じ)
・一部のギルド販売アイテムがギルド依頼(アイテム輸送など)の対象になっている場合アリ
※ギルドに渡した後はどこかのギルドで売られるor再度依頼の対象になる
・一部の勢力は交戦状態でなくても海域内の他の街のシェアを取り始める
・約束の言葉と村交易品の削除
・水夫編成画面のLボタンが最小編成のショートカットに変更
・海戦中にLR同時押しで砲撃停止ができない(コマンドが変わったかも)
・七色のオウムがサン=ファンorサント=ドミンゴでは出現せず、ジャマイカで入手になっている
・クリア後にセーブがない

大航海時代Ⅳ 標なき海の導